カープに鯉

広島カープへの想いを届ける記事を掲載♪「カープ関連」のLINEスタンプも紹介してますヾ(*≧∀≦)ノ゙

広島カープ、リーグ4連覇危機の『本当の元凶』は投手陣の救世主不在

2019年8月2日

広島カープ、リーグ4連覇危機の『本当の元凶』は投手陣の救世主不在

リーグ4連覇危機に立たされている広島の本当の元凶は、投手陣の救世主不在だ。球団史上初のリーグ3連覇の要因は、予期せぬ投手が大活躍。四半世紀ぶり優勝の16年は野村、連覇の17年は薮田、3連覇の18年は大瀬良が救世主となったが、今季はまだ出ていない。

MVPが16年新井、17、18年は2年連続で丸とあって、2人の抜けた穴の大きさがクローズアップされがちだが、実際は違った。投手出身の広島OBがこう指摘する。

「昨年までの3年間、大きな期待をしていない投手がローテーションの軸になり、大活躍してくれたのが優勝に直結した。相次ぐ投手陣の救世主出現がもたらした3連覇だった。が、今年は出てこない」

3年目の左腕床田が6勝(5敗)している。が、救世主としてローテーションの軸になるほどの大活躍までには至っていない。25年ぶりにリーグ優勝を果たした16年は、メジャーから復帰2年目の黒田が2年連続の2ケタ勝利(11勝、10勝)を挙げ、現役引退したから時の人になっているが、本当の救世主は初の2ケタ勝利の16勝を挙げ最多勝のタイトルまで獲得した野村だった。リーグ連覇の17年にも同じく薮田が初の2ケタ勝利の15勝を記録している。

そして、リーグ3連覇の昨季、今度は大瀬良が自己最高の15勝で巨人・菅野と並び最多勝のタイトルを獲得しているのだ。まさに球団史上初のリーグ3連覇をもたらした投手陣の救世主トリオと言えるだろう。

ところが、今季は新たな救世主どころか、昨季の活躍でエースにと期待された大瀬良が、7勝6敗と今ひとつの成績に止まっている。

9連勝して大逆転Vに望みをつないで迎えた、首位巨人との3連戦(東京ドーム)の重要な第1戦(7月30日)の先発が、1軍デビューのモンティージャという苦しい台所事情だ。こんな状態だから、チームは前代未聞の乱高下。歴代の名監督が「打者は一流でも打って3割。7割は打ち損なう。野球の勝敗は結局、投手次第だ」と口をそろえている。

投手陣から予期せぬ救世主が現れない限り、広島の奇跡の逆転優勝は実現しない。(江尻良文)

(※引用元 夕刊フジ

関連記事

地味だけどスゴイ…森浦大輔!強心臓で、『侍J』生き残りへアピール

地味だけどスゴイ…森浦大輔!強心臓で、『侍J』生き残りへアピール

ロッテ・佐々木朗希をはじめ、中日・髙橋宏斗、巨人・大勢、阪神・湯浅京己……と、次世代の日本球界を背負う若手投手陣が侍ジャパンに集結した。 11月5日の日本ハム、6日の巨人との練 …

菊池、野生の勘が源!ヒット3本の価値がある守備/職人のプライド

菊池、野生の勘が源!ヒット3本の価値がある守備/職人のプライド

誰もが認める職人と言えば、菊池涼介だ。守る範囲は広大。また強肩によって幾多の併殺を完成させる。その二塁守備は「忍者」とも形容される。1球ごとに位置取りを変えながら、安打と思われた打球を平然とさばく。 …

一流のその先へ…『カープの背番号1』鈴木誠也と前田智徳の共通点!

一流のその先へ…『カープの背番号1』鈴木誠也と前田智徳の共通点!

2016年。25年ぶりのリーグ優勝を果たしたカープは日本シリーズの舞台に立っていた。2勝3敗で迎えた第6戦。日本一になるためにも、そして翌日に「現役最終登板」を控えていた黒田の勇姿を見るためにも、絶対 …