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【2017シーズン総括】投打に充実の戦力、2年連続独走リーグV

2017年12月21日

3年目の薮田和樹が2ケタ勝利を挙げる活躍を見せた

ソフトバンクの日本一で幕を閉じた2017シーズン。熱戦が続いたが、球団ごとに「投手力」「攻撃力」「守備力」に分けて振り返っていく。

投手力 PITCHING REVIEW

セ・リーグ1位

◎143試合 88勝51敗4分 勝率.633
◎ホーム50勝20敗1分、ビジター38勝31敗3分
◎交流戦12勝6敗0分 勝率.667 2位

開幕前には昨季に精神的支柱となった黒田博樹の引退による影響が不安視され、4月には開幕投手のジョンソンと、クローザーの中崎翔太の離脱というアクシデントもあったが、若手の成長でカバーした。

先発ではカードの頭を担った野村祐輔を筆頭に、大瀬良大地や九里亜蓮が先発返り咲きで健闘。プロ2年目の岡田明丈、3年目の薮田和樹が2ケタ勝利を挙げる活躍を見せた。また、中村祐太も初勝利を含む5勝をマーク。20代が中心となってローテーションを回した。

救援では今村猛が抑えに回り、8月終盤までセーブを重ねた。故障から復帰した中崎、ジャクソン、一岡竜司らが勝利の方程式を担い、近年はケガに苦しめられていた中田廉もフル回転。

終盤には調子を崩した今村に代わって中崎がクローザーに復帰し、九里がロングリリーフに回るなど、救援陣は昨季よりもさらに柔軟性を増した。

攻撃力 HITTING REVIEW

鈴木の離脱後には松山竜平が打棒爆発し、9、10月に20試合で打率.408、5本塁打、23打点の大活躍で月間MVP

37年ぶりのリーグ連覇の最大の原動力となったのが、驚異の破壊力を誇った打線。田中広輔、菊池涼介、丸佳浩の一、二、三番のコンビネーションが冴えわたり、初回から3人で得点を奪うこともしばしばだった。

また、4月終盤からは高卒5年目の鈴木誠也が、昨季のリーグMVPである新井貴浩に代わって四番に定着。8月終盤に故障離脱するまではリーグトップの打点をマークするなど、主砲として十分な働きを見せた。

五番以降も新井やエルドレッド、意外性を発揮したバティスタ、プロ10年目にして初めて期待打席に達し、打率.310をマークした安部友裕、代打で抜群の集中力を発揮した西川龍馬など多士済々。

鈴木の離脱後には松山竜平が打棒爆発し、9、10月に20試合で打率.408、5本塁打、23打点の大活躍で月間MVPを獲得。鈴木の穴を埋める以上の活躍で四番に君臨し、最後まで打線の勢いを維持した。

守備力 FIELDING REVIEW

遊撃・田中、二塁・菊池、中堅・丸が守備でも中心となり、強固なセンターラインを形成

遊撃・田中、二塁・菊池、中堅・丸が守備でも中心となり、強固なセンターラインを形成。特に二遊間はヒット性の鋭い打球を凡打に変える場面も多く、打たせて取るタイプが多い投手陣を助けた。

また、捕手では昨季にベストナイン、ゴールデン・グラブを受賞した石原慶幸が、絶対的な信頼を得ていたジョンソンの体調不良などで出番を減らす一方で、会沢翼が台頭。野村や岡田らともバッテリーを組むようになり、正捕手の座を獲得した。

ほかのポジションも終盤までは大きなほころびはなかったが、右翼・鈴木の故障離脱後の外野手の起用に苦戦。松山、バティスタを両翼に配置したものの、イージーなミスを犯す場面も。

守備・走塁のスペシャリストで、試合終盤の切り札として活躍した赤松真人が胃がんのために実戦復帰できなかったことが大きかった。各選手のレベルアップや、俊足強肩の野間峻祥の台頭が期待される。

【2017年の主な達成記録】

◎通算50勝=野村祐輔、4月4日対中日(ナゴヤドーム)

◎通算200犠打=菊池涼介、6月10日対楽天(Koboパーク宮城)、プロ野球39人目

◎通算3500塁打=新井貴浩、6月27日対DeNA(横浜)、プロ野球28人目

◎通算100本塁打=丸佳浩、7月6日対巨人(マツダ広島)、プロ野球284人目

◎通算1500試合出場=石原慶幸、7月12日対DeNA(マツダ広島)、プロ野球189人目

(※引用元 週刊ベースボール

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