プロ野球広島の小園海斗内野手(20)の1軍昇格が見送られた。
今季2軍で開幕を迎えた小園は2021年4月20日に今季初めて1軍に合流。試合前練習に参加し、1軍昇格かと思われたが昇格は見送られた。21日には再び2軍に合流し、由宇練習場で行われた2軍オリックス戦に出場。不可解な「2軍残留」に鯉党から疑問の声が上がっている。
遊撃手・田中が極度の不振
小園はこの日、2軍のオリックス戦に「6番・2塁」でスタメン出場した。今季、2軍戦では20日までに17試合に出場し打率.299、1本塁打、4打点をマークし好調を維持。今季初の1軍昇格へ向けてアピールを続けていた。
今季、1軍では遊撃手の田中広輔(31)が極度の不振に陥っている。
4月20日時点で打率.159、1本塁打、1打点。開幕から10試合は「1番・遊撃」でスタメン出場し、2試合ほど2番に座った後は下位に回った。20日のヤクルト戦ではついにスタメンから外れ、代わりに三好匠(27)が起用された。
得点・盗塁ともにリーグ5位
チームは今季、得点力不足に悩まされている。4月11日から17日までの5試合で4度の完封負け。20日時点でのチーム得点「59」はリーグ5位で、9盗塁もリーグ5位。キャンプから積極的に取り組んできた走塁面でも成果が見られず、得点の好機を生かし切れない展開が続いている。
スポーツ各紙の報道によれば、小園の昇格見送りに関して佐々岡真司監督(53)は「チーム事情」によるものだと説明したという。インターネット上では、小園の1軍昇格を期待していた鯉党から「チーム事情って何?」「一応は見ましたよっていうポーズ?」「カープ嫌いになりそう」などの声が上がっている。
(※引用元 J-CAST)