サムライの4番に、海の向こうから熱い視線が注がれている。
米スポーツメディア『ESPN』のジェフ・パッサン記者は、MLBのシーズンオフが近づく時期に合わせて「今オフのフリーエージェントの注目選手」を選出。その中に、広島東洋カープの鈴木誠也が選ばれた。
パッサン氏は、過去の実績を踏まえ、注目度の高い順に5グループに分けて選出。鈴木は上から二つ目の「ティア2」に入った。メジャー通算本塁打449本塁打の大砲ネルソン・クルーズ(レイズ)、世界屈指の左腕クレイトン・カーショー(ドジャース)らと同じグループである。
鈴木について、6年連続で打率3割、出塁率4割、本塁打25本以上を続けているというデータを示したパッサン氏。それを踏まえ、「日本プロ野球で最も生産性の高い選手の一人である」と高く評価した。
そのうえで今後にも言及した。「今オフに(ポスティングシステムで)入札されるかは定かではない」と前置きする一方、「入札された場合、ショウヘイ・オオタニ後に日本から来た最高の選手となり、2003年にデビューしたヒデキ・マツイ以来最高の外野手となるだろう」と予想。MLBでの成功を確実視している。
金メダルを獲得した東京五輪では振るわなかったものの、9月に13本塁打を放ち、現在打率でセ・リーグトップに立つなど圧倒的な打撃を披露している鈴木。日本では“無双”しつつあるだけに、シーズン終了後には、その去就に大きな注目が集まると予想される。
(※引用元 THE DIGEST)