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5年8500万ドル…誠也は長期契約のプレッシャーに打ち勝てるか?

2022年3月29日

5年8500ドル、鈴木誠也は長期契約のプレッシャーに打ち勝てるか

広島カープの鈴木誠也がカブスとの5年8500万ドルの長期契約に合意した。思い出すのは同じカープ出身の黒田博樹が2007年のオフ、4年契約を提示されていたのに、あえて短い3年契約(総額3530万ドル)を選んだことだ。

黒田本人は大きな期待に応え続けるしんどさを理由に挙げ「どういうピッチングをすれば年俸1000万ドル以上に見合うと評価してもらえるのか?」「戦地に行くつもりで行く。4年間もそんな苦しいことはできない」と説明した。そして3年契約が終わったあとも、複数年契約を提示される度に単年を選び、結果7シーズン連続、8ケタの高額報酬に見合う活躍を続けた。

選手の99.9パーセントはより長くより高額の契約を選ぶためMLB史上、あとにも先にも彼のような例はないと思われる。さて鈴木の契約は5年だ。メジャーに来たときに得たものとしては日本人野手として最長。良い契約を結べて良かったと思うと同時に、大変な挑戦だとも感じる。

一つにはカブスは超人気球団であること。この時期アリゾナでキャンプを取材していると、15球団が集結しているのだが、目にするファンの半分がカブスファンと感じるほど数が多い。18年、移籍のダルビッシュ有がすぐに結果を出せないのを見たジェイソン・ヘイワード右翼手は「ここのファンは特別。私も大きな契約(8年1億8400万ドル)で移籍してプレッシャーが大きかった」と明かした。

MLBでは20代後半をプロ選手のピーク年齢と見なす。ヘイワードは15年末、当時26歳で、期待料込みの巨額の契約となったが、結果それは過大評価となり、見合う活躍はできなかった。

鈴木もアメリカ野球専門サイト、ファングラフスで、正確と評判の「Steamer」氏の予測は打率.286、出塁率.386、29本塁打、88打点。近年ほかの日本人野手が苦しんでいるのを見ると本当かなと思う。それでも27歳で、ピーク年齢の期待料+FAで複数の球団が競り合ったことで1年あたり1700万ドルとなった。

同じ時期に契約したほかの野手の金額と比べるとクリス・ブライアントが年俸2600万ドル、カイル・シュワ―バーが1975万ドル、アンソニー・リゾが1600万ドル。お金は多いに越したことはないがマイナスになる要素もある。例を挙げると08年カブス入団の福留孝介と12年ブリュワーズの青木宣親への評価の違いだ。

1年目の個人成績を比べると福留の打率.257、10本塁打、58打点、新人王投票6位は、青木の.288、10本塁打、50打点、新人王投票5位と大差はない。しかしながら福留は平均年俸1200万ドル、青木は100万ドルだったため、福留の成績は「物足りない」となり、青木は「素晴らしい」と称賛された。

批判されるより褒められるほうが気分は良く、その後の選手生活にも影響が出たのではないか。結局、青木のほうが福留よりMLBで長くプレーし、通算のWARの数字でも10.4対4.4と差がついた。鈴木は5年8500万ドルと戦うわけではないが、周囲はそう見る。良きにつけ悪しきにつけ、プロ選手とはそういう立場なのである。(文=奥田秀樹)

(※引用元 週刊ベースボール

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