カープに鯉

広島カープへの想いを届ける記事を掲載♪「カープ関連」のLINEスタンプも紹介してますヾ(*≧∀≦)ノ゙

「サード・坂倉将吾」が首位打者ならカープは優勝!/川口和久コラム

2022年3月29日

「サード・坂倉将吾」が首位打者ならカープは優勝!/川口和久コラム

キャッチャーとサードは相性がいい

雑誌の「週べ」のコラムでは、投手のヒットが目立った開幕2連戦について書いた。特に、會澤翼、坂倉将吾らを擁し、捕手の打撃がいいカープは、九番打者である投手の打撃で打線のつながりが生まれ、大量得点につながった。

ただ、投手が常に打ちまくるわけではない。そこはボーナスみたいなものと考えると、今後、カープが優勝を狙ううえで、けん引していく、いや、していってほしい存在になるのが、昨年打率2位とブレークした坂倉将吾だ。

坂倉は本来、キャッチャーだが、カープには強打のベテラン・會澤翼をはじめ、石原貴規など捕手の数はそろっている。前年であれば、坂倉はキャッチャー、一塁と半々の出場だった。

今季、佐々岡真司監督は開幕から2戦、坂倉をサードで起用した。これ、佐々岡にしては(?)クリーンヒットじゃないかな。すごくはまっているように見えた。

もともとキャッチャーからサードは相性がいい。小笠原道大(日本ハムほか)がそうだったし、カープで言えばレジェンドの衣笠祥雄さんも捕手で入り、一塁に回ったあと、初優勝の75年からサードになった。キヌさんはサードの守備もうまく、俺もずいぶん助けてもらった記憶がある。

サードはホットコーナーと言われ、内野の中ではもっとも速い打球が来て体を張らなきゃいけないし、さらにもっとも遠くから一塁へ投げなければならない。

ある意味、キャッチャーと同じだ。俊敏性を持ち投手の速球をさばき、ワンバウンドの処理もこなす。スローイングの練習も、もっともやっているポジションと言っていい。

しかもサードとなれば、守備面はキャッチャーに比べれば負担が少ないので、より打撃に力を注げるはずだ。かつての村田修一(巨人ほか)がそうだったが、サードの選手は守備のリズムを打撃につなげるタイプが多い。坂倉にとっても、カープにとってもプラスが多いコンバートじゃないかな。

就任後の低迷もあって、いろいろ批判があった佐々岡監督だったが、昨年の小園海斗のショート定着、栗林良吏の抑え起用と“ヒット”が増えてきたように思う。坂倉のサードコンバートが“長打”になれば、カープが優勝に突っ走る可能性も十分にある。

そのための条件が坂倉の首位打者かな。捕手メーンでは厳しいかもしれないと思っていたが、サードがメーンで起用になれば、十分いけると思っている。(写真=BBM)

(※引用元 週刊ベースボール

関連記事

「チームマエケン」初期メンとして、マエケンと大瀬良に伝えたいこと

「チームマエケン」初期メンとして、マエケンと大瀬良に伝えたいこと

「前田健太、日本復帰か?」先日、携帯を触っていると、このような文字が目に入ってきました。ドジャースと結んだ8年契約が満了するオフに日本球界への復帰も視野に入れているのでは、という内容の記事でした。 ア …

新井監督の『手腕』を球団OBも高評価!「選手を信じて使っている」

新井監督の『手腕』を球団OBも高評価!「選手を信じて使っている」

新監督のカラーが徐々に浸透している。今季より新井貴浩新監督が率いる広島は、4月20日の甲子園での阪神戦に7-5で勝利し、3連戦を1勝2敗で終えた。現時点での通算成績は9勝7敗、4位に着けており上位陣の …

中村健人「『実は健人に夢を託していたんだよ』と話してくれた父」!

中村健人「『実は健人に夢を託していたんだよ』と話してくれた父」!

大学時代から毎年、財布をプレゼントしています。6月12日が誕生日で父の日が近い。今年で還暦なので、還暦祝いもどうしようか考えます。 僕は大学入試の日に母が亡くなってからは父一人。そのとき一番に思ったの …

Archives by Month

新着記事