4月24日のオリックスVSロッテ戦で、ロッテの佐々木朗希に詰め寄った白井球審問題を審判目線でブッタ斬る──。
元ベテラン審判員の山崎夏生氏(2010年引退)がプロ野球OBクラブのYouTubeチャンネル〈プロ野球OBクラブチャンネル〉でモノ申したのは、6月19日の投稿回でのことだ。
「やったことは正しいんですよ」
と、まずは白井球審を擁護する。判定に不服を唱える態度の表れとして、投手はマウンドを降りてはいけない、という条文がルールブックにあるからだ。
事実、マウンドを降りた佐々木はこれに当てはまり、球審が警告を与えることはむしろルールブックに則ったことだと主張。実はその1週間前にも、日本ハムの伊藤大海が同様にマウンドを降りて、石山球審が警告を与えたという。
しかしながら、白井球審に落ち度があったとして、こうも解説した。
「マスコミの人たちも審判室に来たらしい。その時に『何も言う必要はありません。ノーコメントです』って言っちゃったね。なんで『ルールブックに則った行為でした』と説明しなかったのか。それがちょっと残念だったんですね。そうすれば、あんなに(報道が)大きくならなかったし、印象も違ってたんじゃないかと思うんですよ」
さらに、「佐々木はこのルールを知らなかったのでは」といった話題にも及ぶ。同じくゲストで招かれた元西武の石毛宏典氏ですら、
「ピッチャーじゃないけど、そんなところ読まないもんね」
と首を捻ったのである。
(※引用元 Asagei plus)