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高橋慶彦氏に聞く「秋山加入効果、小園の成長度、後半戦のキーマン」

2022年7月29日

高橋慶彦氏に聞く「秋山加入効果、小園の成長度、後半戦のキーマン」

プロ野球はいよいよ後半戦がスタートする。セ・リーグはヤクルトが独走状態に入っているが、秋山翔吾が加入した広島も好調を維持し、勝率5割の2位につけている。このままクライマックス・シリーズ進出の条件である3位以内を死守するには、何をすべきなのか。カープ不動の遊撃手として黄金時代を支えた高橋慶彦氏に、後半戦の戦い方、キーマンについて語ってもらった。

攻撃陣の課題は機動力

── 前半戦、広島は首位ヤクルトに11ゲーム差をつけられていますが、46勝46敗3分で阪神と同率の2位です。前半戦の広島の戦いを振り返って、どのような印象を持たれましたか。

「チーム防御率3.37と投手陣はよく頑張っているよね。大瀬良大地、九里亜蓮、床田寛樹、森下暢仁と先発4本柱がいて、リリーフ陣もクローザーの栗林良吏、セットアッパーの森浦大輔が安定している。個人的には、もっと大瀬良に頑張ってもらいたいし、こんなものじゃないと思ってる。ストレートのキレがいつもよりないのが心配かな。あとは得点力がもっと上がれば、勝ち試合が増えると思うよ」

── チーム打率.256はヤクルトとともにリーグ1位、得点374はリーグ2位ですが、もっと得点力を増やせると?

「新外国人のマクブルームが4番として十分な働きをしている。彼がいなかったらどうなるんだろうと思うぐらい、貢献度は大きい。とにかくマクブルームの前にランナーをためること。それに上位3人はもっといろんなことを仕掛けていいと思う」

── チーム盗塁数16はリーグ最少です。

「走らないのか、走らせていないのかはわからないけど、もっと走らせてもいいんじゃないかと思う。それに盗塁だけじゃなく、エンドランやセーフティーバントなど、もう少し機動力を使ってもいいんじゃないかな。今はただ打って、うまくつながれば点が入っている状態。打線自体は悪くないので、ランナーを積極的に動かしていけばもっと得点力は上がるはず。見ていて、もったいないなと思うシーンが何度もあったよね」

── 広島と言えば、機動力野球のイメージがあります。それが今は実践できていないと?

「野球というスポーツは、相手にいろんなことを考えさせないといけない。たとえば、ノーアウト一塁でいろんな作戦が考えられるわけだけど、そこで何もせずにただ打つだけだったら、相手にしてみればこれほどラクなことはない。バントの構えをするだけでも、十分にプレッシャーになるのに、それをする選手も少ない。失敗を恐れて動かないのはもったいない。たとえ失敗したとしても、今年の広島は仕掛けてくると思わせるだけでも十分。それが、シーズンが進むにつれてボディブローのように効いてくる」

── 高橋さんの現役時代はいろんなことを仕掛けていた?

「盗塁も多かったけど、それだけじゃなかったからね。バントもあったし、エンドランもあったし、常にダイヤモンドを駆け回っていたよね。オレらがいろんなことを仕掛けてくるから、相手の守備位置も変わってくる。前進守備になればそれだけヒットゾーンが広がるわけだし。そうして試合を動かしていくのが野球の面白さだよね」

── 1番に高橋さん、2番に正田耕三さん、3番に山崎隆造さんとスイッチヒッターが3人並ぶ打線は、相手にとっては相当プレッシャーになったと思います。

「いま考えても、すごい並びだよね。ピッチャーは嫌だったと思うよ。もちろん、この時代と同じような野球をする必要はないと思うけど、ファンのほうが『カープの野球は足を使う』というのが染みついているよね。だから今のカープの野球を見て、物足りなく映っているファンは多いかもしれないね」

後半戦のキーマンは?

── 6月には秋山翔吾選手が加入しました。

「チームにとってものすごく大きいよね。メジャーではケガもあって、思うような結果は残せなかったけど、実績は十分。彼が加わったことによって、打線に厚みが出たのはもちろん、野球に対する姿勢や取り組みなど、若手にとってはそうした部分でも影響を受けるんじゃないかな」

── 秋山選手は3年ぶりの日本球界復帰ですが、ここまでの打席を見ていてどんな印象を受けましたか。

「まったく心配していないというか、さすがだよね。バットコントロールはいいし、対応力が高い。普通に試合に出れば、しっかり成績を残してくれると思うし、慣れてくれば前の打者とのコンビネーションもできてくるだろうし、それこそ機動力が使えるかもしれない。ツボにくればホームランも打てるし、秋山が打線に加わったのはほんと大きい」

── 高橋さんが守っていたショートのポジションには4年目の小園海斗選手が入っています。

「小園は去年、規定打席に到達して打率.298の好成績を残した。今年はそこまでの結果は出していないけど、彼は何があっても使わなきゃいけない選手。試合に使うことによって伸びる選手だし、野球を覚えていく。ゆくゆくは坂倉(将吾)らとともにカープを引っ張っていかなきゃいけない選手ですから、少々結果が出なかったとしても使い続けることが大事」

── 年々、上達している印象はありますか。

「バッティングにしても、守備にしても、走塁にしても、まだまだ課題は多いけど、今は経験を積む時期だから。このまま起用していけば、間違いなく伸びていく。センスはあるし、度胸もある。小園あたりが上位を打つような打線になったら、もっと面白くなるかもしれない。とにかく今は勉強する時期と思って、野球の面白さ、深さを体験してほしいよね」

── いよいよ後半戦がスタートします。ヤクルトとの差をどれだけ縮められるかも大事ですが、Aクラス死守も重要なミッションです。あえてキーマンを挙げるとすれば誰になりますか。

「ケガで離脱中の西川龍馬がどんな状態で、いつ戻って来られるかじゃないかな。彼が万全の状態で戻ってくれば、間違いなく得点力は上がります。ヤクルトのように一発を打てる選手は少ないけど、好打者が揃っていて逆に穴が少ない。相手にとっては怖い打線になると思うよ。打線さえうまく機能すれば、Aクラスは大丈夫じゃないかな」

(※引用元 web Sportiva

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