2021年のプロ入りから広島でプレーし、今季までに「101登板・0勝3敗6ホールド68セーブ・防御率1.16」といった通算成績を残しているプロ2年目・26歳の栗林良吏。20日の契約更改後に語った自己評価が話題となっている。
報道によると、栗林はこの日契約更改交渉に臨み、来季3年目としては球団史上最高額となる年俸9500万円(推定/4200万円増)でサイン。
ただ、更改後会見では「球団からは絶対的守護神と評価してもらった」としつつも、「納得いくシーズンではなかった。開幕当初から自分が足を引っ張ったせいで、結果的に上位に行けなかった」と厳しい自己評価を口にしたという。
今季の栗林は開幕から主に抑えを務め、「48登板・0勝2敗6ホールド31セーブ・防御率1.49」といった成績をマーク。
開幕直後の3、4月、チームは2位(4月30日終了時点)と好調な一方、自身は「10登板・0勝1敗5セーブ・防御率3.00」と安定感を欠きプロ初のセーブ失敗も経験。それでも徐々に調子を上げ、終わってみれば2年連続で30セーブをクリアした。
栗林のコメントを受け、ネット上には「十分活躍した印象なんだけど自己評価厳しすぎないか」、「今季は2敗しかしてないのに足引っ張ったって感想になるのか」、「逆に何が不満だったのかが気になるな…」、「もしかして去年から数字落としたことが納得いってないのか?」といった驚きの声が寄せられた。
「栗林はプロ1年目の昨季『53登板・0勝1敗37セーブ・防御率0.86』といった数字を残し、シーズン後にはセ・リーグ新人王も獲得。その昨季に比べると今季は数字が下落しています。
今季成績も悪いわけではなくむしろいい部類に入るのですが、本人としては前年以下に終わったことに納得がいっていないのでは。
実際、栗林は今季開幕前に『今年は責任感が全然違う。重圧を感じながらキャンプから過ごした』、『去年の成績と同様の成績を残せるようにやりたい』と、新人の肩書が外れる今季は責任感を持ってプレーし昨季級の成績を残したいと意欲をにじませていたことが伝えられています」(野球ライター)
栗林は更改会見内で来季目標について「永川さんの成績を超えて、セーブ王を獲りたい」と、2008年に永川勝浩(現広島二軍投手コーチ)がマークした球団記録・38セーブ以上での最多セーブ獲得を掲げたことが伝えられている。有言実行の活躍を来季見せることはできるだろうか。(柴田雅人)
(※引用元 リアルライブ)