侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が6日、東京都内のホテルで会見し、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンの1部メンバー12人を先行発表した。エンゼルス・大谷翔平選手(28)、ヤクルト・村上宗隆内野手(22)をはじめ、中心選手がまず名を連ねた。
記者会見で「勝つ」を7発繰り出して表情を引き締めた大谷は、一方でウイットに富んだ発言も連発した。「栗山監督から選手愛を感じたシーンは」と質問されると「あんまり感じたことはないですね」とニッコリ。すぐに「冗談ですけど。本当に一人一人の選手と対話する監督」とフォローしたが、横にいる指揮官も場内も大爆笑した。
また、出場決断は栗山監督の存在が大きかったか―という質問には「本人を目の前に申し訳ないんですけど、おそらく誰が監督でも出たい気持ちは前向きだった」。これもすぐ、栗山監督がいたことが大きかったと話したが、絶妙なトーク連発となった。
背番号は以前も代表でつけていた16番となったが、以前も16番にした理由を問われると「先輩優先みたいな”野球界あるある”ですけど」と言って、また笑顔。侍ジャパン内でのコミュニケーションについても「年齢が上なのか下なのか分からないような選手もいると思うので、とりあえず全員に敬語から入りたい」と笑った。
(※引用元 中日スポーツ)