カープに鯉

広島カープへの想いを届ける記事を掲載♪「カープ関連」のLINEスタンプも紹介してますヾ(*≧∀≦)ノ゙

Vに導く『新井さん』が持つミラクルパワー!「何か起こしてくれる」

2018年5月28日

Vに導く『新井さん』が持つミラクルパワー!「何か起こしてくれる」

背番号25のスタメンを告げる場内アナウンスとオーロラビジョン。その瞬間、割れんばかりの大拍手と大歓声がマツダ広島を包んだ。5月11日の阪神戦、“新井さん”が大勢のカープファンの前に帰ってきた。

「五番・一塁」で出場した新井貴浩はさっそく第2打席で左中間を破る適時二塁打を放ち、持ち前の勝負強さを発揮したのだが、この日はほかの選手も新井の復帰を祝うかのようなお祭り騒ぎ。菊池涼介、バティスタから1試合2度の2者連続アーチが飛び出すと、石原慶幸が通算1000安打を達成し本塁打を含む猛打賞。チームは13安打14得点で大勝を飾った。

新井さんがいる――。それだけで選手たちもファンもボルテージが上がる。

「何か起こしてくれる」

思えば、2016年8月7日の巨人戦(マツダ広島)。それまで7連勝中の巨人に対し、広島は4連敗中だった。負ければ3.5となるゲーム差以上に、Vへの流れが巨人に大きく傾きかねない重要な一戦で、9回二死一塁から新井は左越えへサヨナラ二塁打を放った。ここからチームは25年ぶりのリーグ優勝へ、一気に加速した。

2017年7月7日のヤクルト戦(神宮)では9回二死一、三塁、代打で打席に立つと逆転の3ラン。新井までつないだ仲間の思い、大声援を送るファンの思いに、最高の形で応えた。この日の逆転劇はファンの間では“七夕の奇跡”として語り継がれている。

「ファンの印象に残るヒット、ホームランを打ちたい」

これは新井の今季の目標だ。どんなときもファンの笑顔のために――。だから新井はファンに愛され、ファンは新井が起こすミラクルを心待ちにしている。

5月23日の巨人戦(ひたちなか)の1回に今季第1号を放った。石井琢朗(現ヤクルト打撃コーチ)の41歳0カ月を更新する球団最年長記録(41歳3カ月)となる一発。また、ルーキーイヤーの1999年から20年連続の本塁打となった。この日も広島打線は大爆発。田中広輔が先頭打者弾を含む2本塁打を放つなど、チームは11安打9得点。新井自身も5打点の活躍で、大雨の中で大声援を送ったファンを喜ばせた。

しかし、これはミラクルにあらず。ミラクルへの幕開け、といったところか。新井さん、今季も衝撃的な一打を楽しみにしています。(文=菅原梨恵、写真=BBM)

(※引用元 週刊ベースボール

関連記事

FA人的補償の真相!カープは事前に巨人は「揺さぶり」をかけていた

FA人的補償の真相!カープは事前に巨人へ「揺さぶり」をかけていた

フリーエージェント補強の代償で、原巨人は内海哲也、長野久義といった主軸の生え抜きを喪失した。両ベテランとも他球団のドラフト指名を蹴って巨人入りした経緯もあるだけに、ファンの衝撃はまだ続いている。 「内 …

投げること以外すべて右利き、マクブルームが胸に秘める…闘う気持ち

投げること以外すべて右利き、マクブルームが胸に秘める…闘う気持ち

10分のインタビュー中に何度「compete」という単語を耳にしただろうか。カープ不動の4番、ライアン・マクブルームは、胸の内に秘める熱い思いを「compete=競争する」という言葉で表現した。「いつ …

誠也が『練習の鬼』になったきっかけ…未熟さを突かれた屈辱の一戦!

誠也が『練習の鬼』になったきっかけ…未熟さを突かれた屈辱の一戦!

アスリートの「覚醒の時」──。 それはアスリート本人でも明確には認識できないものかもしれない。 ただ、その選手に注目し、取材してきた者だからこそ「この時、持っている才能が大きく花開いた」と言える試合や …