広島からFA宣言してオリックス移籍が決まった西川龍馬外野手(28)が23日、マツダスタジアムで行われたファン感謝イベントに参加し、自らの口でカープファンに別れを告げた。
イベントの締めでマイクの前に立った新井貴浩監督(46)が「まず私のあいさつの前に、8年間カープで頑張ってきました西川龍馬より、皆さまにひと言御礼申し上げます」と振ると、「リョウマ」コールが起こるなか西川はマイク前へ。
「皆さん今年一年間、応援ありがとうございました。まずこのファン感に出ようか迷っていたところ、鈴木常務(球団本部長)の方から胸を張って出なさいと言ってもらいました。そして今ここに立っています。長いようで短かった8年間でしたけど、ここまでFAを取って、こんな選手になれたのもオーナーをはじめカープ球団、そして大好きな先輩、後輩、裏方さんの皆さん、そしていつも応援してくださるファンの皆さんのおかげです。ありがとうございます。来シーズンはパ・リーグのオリックス・バファローズに行って、そしてオープン戦、交流戦で戦えるのを楽しみに…、そのときは全然野次ってもらっても構いません。それをバネに変え、やっていきたいと思います。そしてもう一つ来シーズン、パ・リーグで優勝し、そしてセ・リーグはカープが優勝し、僕は日本シリーズでカープと戦いたいと思います。それを目標に頑張りたいと思います。8年間本当にお世話になりました。カープに来てよかったです。ありがとうございました」
堂々とあいさつした西川へ、スタンドから温かい拍手が注がれた。新井監督は「西川選手、ありがとうございました」と後を引き取ると、「リョウマは来シーズンからチームは違いますけども、彼の中に流れる赤いカープレッドの血は、いつまでも流れていると思います。さみしいですけど、頑張ってこいよ!」と激励した。
(※引用元 中日スポーツ)