25日、広島カープの中村奨成捕手(24)が、鹿児島にある最福寺で初の護摩行に参加することが分かった。「まだ野球がしたい」と語り、来年1月の護摩行を決意したという。
2017年のドラフトでは2球団から1位指名を受け、大型捕手として期待されていた中村だが、近年は出場数が減少。さらには度重なる女性問題が球団やファンの間で問題視されるなど、トラブルが後を絶たない。中村に一体何があったのか。「週刊文春」の記事を再公開する。(初出:週刊文春 2022年11月3日号 年齢・肩書きは掲載当時のまま)
2017年のドラフト1位で広島カープに入団した中村奨成捕手(23)が、SNSで出会った女性を妊娠させ、中絶を求めてトラブルになっていることが「週刊文春」の取材でわかった。
広島県出身の中村は、地元の広陵高校3年時の2017年、3番・捕手として夏の甲子園に出場。6本の本塁打を放ち、清原和博氏が持っていた1大会の個人最多本塁打記録(5本)を32年ぶりに更新。チームの準優勝に貢献した。
同年のドラフトでは、清宮幸太郎や村上宗隆など名だたるスラッガーが居並ぶ中、2球団からドラフト1位指名を受け、広島カープが交渉権を獲得。契約金1億円に出来高分5000万円、年俸800万円(推定)で入団した。
強打に加え、俊足・強肩の大型捕手としてファンからも大いに期待されたが、
「入団して5年間で本塁打は2本のみ。今年のシーズンは27試合の出場にとどまった」(スポーツ紙記者)
その一方で、中村はSNSで女性ファンにアプローチを重ねていたという。
インスタで出会い、交際、妊娠。その事実を中村に告げると…
東京都内に住む30代のA子さんが語る。
「高校時代からのファンで、今年3月にインスタグラムの写真に『いいね』を押したらスタンプが送られてきました」
2人は食事などのデートを重ね、5月に中村が「付き合ってほしい」と告白。A子さんは快諾し、6月に都内のホテルで初めて肉体関係を持つ。ただ、避妊はしなかったという。
「私も『生理が近いし、しなくていい』と言ってしまった」(同前)
すると7月、体調に変化があったため、母親と2人で産婦人科に行くと、医師から「妊娠しています」と告げられた。そこで、中村に妊娠の事実をインスタグラムのDMで伝えると、こう返信があった。
〈え、産むん?〉
〈だからおろすしかないじゃん〉
A子さんが落胆して話す。
「彼から中絶を求められ、『結婚する気はない。けれど養育費は払わせてほしい』とも言ってきた。理由を聞くと『野球がしたいから』と。もっと私と真剣に向き合って欲しかった」
A子さんの母親「言っていることが支離滅裂で、不信感しかありません」
9月には広島まで会いに行ったが、中村は取り合おうとしなかったという。そこでA子さんの母親も交えて相談することになった。
母親が語る。
「中村さんに『来シーズンから娘と一緒に広島で暮らしたら?』と提案すると、『そうですね』と納得した。けれど、後日また話すと『そんなこと言いましたっけ?』ととぼけてみせる。言っていることが支離滅裂で、不信感しかありません」
10月になると突然、中村から「なにか話がある場合、弁護士を通してください」と連絡があり、広島市内の弁護士事務所の名刺の画像が送付されてきた。
「弁護士の方とは2回ほど電話で話しました。『中村さんの気持ちが知りたい』と聞くと『結婚する気はない』と即答された。そこで、こちらも弁護士を立てる意思を伝えました」(母親)
中村の弁護士は「ご質問にお答えできません」
10月23日、宮崎で行われている二軍のフェニックス・リーグの試合を終えた中村に話を聞いた。
――A子さんとの関係についてお話を聞きたい。
「はい」
――交際関係にある?
「それ、電話でもいいですか? 先に帰らないといけないので。19時ごろに」
中村は真っ黒に焼けた顔に戸惑った表情を浮かべ、足早に自転車で去っていった。
だが、19時に中村の携帯に電話するも、応答はない。するとメールで「窓口になってもらっている」という弁護士の名前と連絡先が送られてきた。それはA子さんの母親が話した弁護士と同じだった。
この弁護士に事実関係を問うと、こう回答があった。
「上記文章中『A子』(回答では実名)様とある人物と、中村奨成選手が関わりがあったことのある人物との同一性が確認できませんので、ご質問にお答えできません」
広島カープ広報部に問うと、「中村に確認が取れないので、回答できません」と答えた。
「週刊文春 電子版」では、中村とA子さんとの詳しいやり取りや、SNSでナンパした別の女性・B子さんに中村がとったひどい仕打ち、中村が送った“卑猥”なメッセージの内容などについて報じる。
(※引用元 文春オンライン)