野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督(48)が7日、広島の宮崎・日南キャンプを視察。愛工大名電高出身でプロ3年目の左打者、田村俊介外野手(20)を高く評価した。
2日に阪神からスタートした各球団のキャンプ視察も広島で最後。そんな中、注目した一人がレギュラー候補の田村だった。「1スイングを見た時から素晴らしいと思いました」と絶賛。そしてこう続けた。
「昨年の秋、ジャパンとカープの練習試合で代表の投手からヒットを何本も打ったのもすごく印象に残っています」。昨年11月、アジアプロ野球チャンピオンシップ前に代表は広島と練習試合を行い、そこで田村は左腕2人から2安打。ただ指揮官はそれ以前から注目していたそうで「アジアチャンピオンシップで代表候補に挙がっていた」という。
シーズン終盤に負傷したことを考慮し、昨秋の代表入りは見送ったが、練習試合で実力を再確認。「その時にこの春には入れたいと思いました」。広島から坂倉、小園らとともに3月6日と7日の強化試合「欧州代表戦」(京セラドーム大阪)の最終候補に入れており、順調なら選出となる。
ここまで1軍出場は10試合、通算は22打数8安打ながら、井端監督は光るものを感じており「対応力も振る力もある。年齢的にもまだ21歳になる年。どこまで伸びていくのか、非常に楽しみですね」。この春、注目の一人となりそうだ。
(※引用元 中日スポーツ)