激しい競争がチーム力をアップさせる。キャンプで注目されるレギュラー争い。各球団の、その現状を追う。
広島東洋カープ
広島で注目なのは何といっても丸佳浩が抜けた外野の一角だ。野間峻祥がセンターに回り、レフトが“主戦場”となる見込みだが、多くの選手がその座を狙っている。
1番手は実績十分、丸の人的補償で巨人から移籍した長野久義だ。立場上、ここでレギュラー争いに敗れるわけにはいかない。続くのは外野コンバートの西川龍馬。昨季、サードのレギュラーをほぼ手中にしながら、守備の不安で外野にも回るだけに必死だろう。打率、足、若さがアピールポイントだ。そして昨年25本塁打のバティスタ。長打力ならナンバーワンだ。
野間ももし不調や故障なら長野センターの手もあり、安心はできない。三番打者の座も絡み、ハイレベルな定位置争いになりそうだ。(写真:前島進)
(※引用元 週刊ベースボール)