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山口翔を『沢村賞コーチ』が絶賛!「2年目のブレイク」再現なるか?

2019年2月18日

山口翔を『沢村賞コーチ』が絶賛!「2年目のブレイク」再現なるか?

現在セ・リーグ3連覇中の広島だが、昨シーズンの戦いを振り返ると、新戦力の台頭が大きな原動力になったと言っても過言ではない。

打者であれば4年目にして初の規定打席に達し、打率.286を残した野間峻祥(のま・たかよし)が筆頭格であり、投手であればシーズン前半に育成から支配下に昇格し、8月にはプロ野球タイ記録となる月間18試合登板を果たしたヘロニモ・フランスアの名前が挙がる。

そしてもうひとり忘れてならないのが、

2016年のドラフトで5位指名され入団した196センチの大型右腕・アドゥワ誠だ。53試合に登板するなど中継ぎとして定着し、6勝2敗5ホールドと2年目のブレイクを果たした。

そんなアドゥワのサクセスストーリーを目の当たりにし、同じ“2年目のブレイク”を誓うのが山口翔である。広島の偉大なOBである前田智徳と同じ熊本工出身で、2017年のドラフトで2位指名された最速151キロ右腕だ。入団1年目の昨年は、一軍登板はなく、二軍で5試合に登板して1勝2敗。21イニングを投げて被安打23、失点17(自責点15)とプロの洗礼を浴びた。それでも19個の三振を奪うなど、非凡な才能は見せつけた。

そんな山口だが、素材の高さを買われ、この春のキャンプでは一軍メンバーに名を連ねた。山口をプロの世界に導いた末永真史スカウトが「腕の振りは一級品。とりわけヒジの柔らかさはプロの世界でも屈指のレベル」と絶賛するように、球団から大きな期待を寄せられている。

山口は初日からブルペンに入り、捕手を座らせて71球を投げ込んだ。ピッチングを終えた山口は手応えをつかんだ様子で「もちろん去年とは緊張感がまるで違うキャンプインになりましたけど、今までと違う山口翔を見せたいんですよね」と力強く語った。山口の言う「去年までとの違い」は、制球に苦しむことなく常にストライクを先行させ投手優位のピッチングを指す。

「一軍の首脳陣には『高めに投げるならいらない』という雰囲気が常にあります」

そう語る山口だが、昨年は21イニングで16四死球を与えてしまった。二軍とはいえ、プロでこの数字は明らかに多い。山口は熊本工3年の春に甲子園を経験しているが、初戦で智弁学園(奈良)に9点を奪われ完敗。この試合でも押し出しを含む8四球と制球難を露呈して自滅した。

それだけにこのキャンプでは制球力を磨くことが重要なポイントになっているが、やはり高めに浮くボールが目につく。

「じつはリリースポイントを探っているところなんです。今までが前すぎたので、どうしても叩きが弱くなり、うまくボールに力を乗せることができなかった。少し顔寄りに戻したというか、前すぎず、近すぎずのポイントを探りながらやっている感じです」

キャンプ2日目には早くも打撃投手として打者と対峙した。相手は昨年25本塁打のサビエル・バティスタ。山口はワインドアップからストレートのみ39球を投げ込んだが、死球を含む15球がボールゾーンと、制球が定まらない。空振りを1つ奪ったが、高めに浮いた球は軽々と持っていかれ、この日は計7本の柵越えを許した。

山口について、昨年は二軍投手コーチとして指導し、今季から一軍担当となった佐々岡真司投手コーチが指摘したのは、制球についてではなく、投球リズムの悪さだった。

「単調でタメがなかった。いくら150キロの球があっても、あれでは打者もタイミングが取りやすくなる」

そう厳しく評価した佐々岡コーチだが、2年目のブレイクを狙う山口にとってはこの上ない味方でもある。佐々岡コーチは、山口が制球を気にするあまり、本来のスケールを失わないように細心の注意を払っている。

「こじんまりするのではなく……それでもすべての質を上げて、投手としてレベルアップしてもらわないと」

そして佐々岡コーチは「カーブの投げ方で真っすぐを投げれば、低めにいい球がいくから」と山口に何度も言い聞かせている。そんな佐々岡コーチに山口も全幅の信頼を置いている。

「佐々岡さんは『お前は褒めるとダメなタイプだから』と言って、一度も褒めてもらったことがありません。でも、自分をずっと見ていてくれた方ですから、こうして初めての一軍キャンプで同じ時間を過ごすことができて、すごく心強いです」

念願の一軍デビューに向けて、苦しみながらも着実に前進を続ける山口に、佐々岡コーチはこんな言葉を残す。

「去年のアドゥワみたいに結果を残して一軍へ。その可能性は十分にありますよ」

かつて投手の最高栄誉である沢村賞を獲得した経歴がある佐々岡コーチも絶賛する逸材は、“2年目のブレイク”を果たせるのだろうか。(文:加来慶祐)

(※引用元 web Sportiva

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