丸佳浩の後釜は誰になるか?
広島打線の注目ポイントは、やはり巨人へと移籍した丸佳浩の3番を誰が務めるかだろう。緒方孝市監督はオープン戦で様々な選手を起用しながら、試行錯誤を行ってきた。
広島の予想開幕オーダー
1番(遊)田中広輔
2番(二)菊池涼介
3番(三)安部友裕
4番(右)鈴木誠也
5番(一)松山竜平
6番(左)バティスタ
7番(捕)會澤翼
8番(中)野間峻祥
9番(投)大瀬良大地
ここ数年の流れから1番の田中広輔、2番の菊池涼介は変わらないだろう。3番に誰を置くのかがやはりポイントとなる。長打力のあるサビエル・バティスタや足も使える西川龍馬など、多くの選択肢があるなかで開幕オーダーは安部友裕を予想する。不動の4番にはオープン戦でも4本塁打を放ち、順調な仕上がりを見せている鈴木誠也が君臨。
5番に松山竜平、6番にサビエル・バティスタ、7番には會澤翼、8番に野間峻祥と続いていく。いずれも打撃面で実績のある打者たちが揃っており、下位打線も非常に強力なメンバーとなる。
その他にもオープン戦序盤で起用されてきた坂倉将吾や長野久義とスタメンの候補は多い。緒方監督含め首脳陣も打順を試行錯誤しており、なかなか打順が決まらない。3月25日の時点では打順に関して多くを語っておらず、その頭の中はベールに包まれている。
また、開幕戦の相手は巨人であり、絶対的エースの菅野智之と対峙することになる。少ないチャンスを確実にものにするためにも、小細工をせずに現時点でのベストオーダーで挑むことが予想される。
気になるドラ1・小園海斗の起用法
現時点の広島は丸が移籍したものの、戦力が充実しており大きな穴は見当たらない。しかし、このオフの契約更改で菊池がメジャーリーグ挑戦を直訴したことが明らかになった。
また、正遊撃手の田中広輔も今シーズンで30歳になる。まだまだ若いとは言うものの、遊撃手というポジションを考えると後継者を考えていかねばならない年齢ではある。
そこにドラフト1位で入団した小園海斗が現れた。春季キャンプでは一軍でフル帯同し、オープン戦でも結果を残している。それは緒方監督も驚くような活躍だった。開幕一軍も内定しており、二遊間の後継者として育成されることとなりそうだ。
しかし、優勝を争う上で田中や菊池を差し置いて小園を起用することはむずかしい。少ない出番で経験を積み控えのポジションからレギュラーを狙うことになる。
もしくは開幕は一軍スタートだとしても、先発投手を昇格させるタイミングで二軍に降格させ、試合に出場させるという選択肢もある。
いずれにしてもチームの骨格となる二遊間の後継者だけにその育成方針には注目したいところだ。
(※引用元 SPORTING NEWS)