7月30日現在、セ・リーグの首位を維持している「広島東洋カープ」。同チームには丸佳浩という選球眼に定評のあるバッターが在籍しており、22日の巨人戦では決勝2ランを放ってチームに勝利をもたらした。
さらに四球を選んだ数も両リーグトップで王貞治や松井秀喜に匹敵する記録が期待されているが、オタク界隈では「アニメの選球眼もいい」と話題になっている。
注目が集まったのは彼がバッターボックスに立った時に流れる登場曲。過去には『ウルトラマンオーブ』のOP曲である「オーブの祈り(水木一郎 with ボイジャー)」を使用していた丸選手だが、今シーズンはアニソンばかり。
今シーズン確認された曲は、『魔法科高校の劣等生』OP曲である「Rising Hope(LiSA)」と「grilletto(GARNiDELiA)」、『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』の「catch the moment(LiSA)」、『ソードアート・オンラインII』の「IGNITE(藍井エイル)」などなど。
これにネット上では「いい趣味してるじゃないか」「まさか丸ちゃんがアニオタだったとは」といった声が上がっていた。
また「基本的に俺TUEEEE系が好きなのか」との声も。確かに『魔法科高校の劣等生』も『ソードアート・オンライン』も、主人公がひたすら強くて無双する“俺TUEEEE系”の代表格。ひょっとしたら丸選手も、バッターボックスで“俺TUEEEE”するためのゲン担ぎで選んでいるのかもしれない。
当然、純粋に作品が好きという可能性もあるが……。
実はアニソンを登場曲に選ぶ野球選手は少なくない。他の球団だと、球界の“みもりん”こと三森大貴選手(福岡ソフトバンクホークス)は、声優・三森すずこの「グローリー!」をチョイス。こちらはTVアニメ『ダイヤのA』のEDテーマとして使用されていた曲だ。
国吉佑樹選手(横浜DeNAベイスターズ)は、『進撃の巨人』の「紅蓮の弓矢(Linked Horizon)」で登場。そして球界きっての“ガチオタ”で知られる野川拓斗選手(横浜DeNA)は、『乱歩奇譚 Game of Laplace』のED「ミカヅキ(酸欠少女 さユり)」を採用していた。
2016年に本サイトでは野川選手へのインタビューを行っているのだが(参照記事)、この年彼は『俺、ツインテールになります。』のOP「ギミー!レボリューション(内田真礼)」で横浜スタジアムの公式戦に初登場。
同試合を振り返り、「学生時代から、仲間内で『プロになったら、登場曲はアニソンにしよう』って話はしていたんですよ」「実際にそのチャンスが来たので、これは誰が何と言ってもアニソンを流したいと思いました」と語っている。
そのほか、実はかなりのアニオタと知られる読売ジャイアンツの西村健太朗選手が「ハレ晴レユカイ」の使用を球団に止められた話や、東京ヤクルトスワローズで今シーズンから使われている新チャンステーマが『バジリスク ~甲賀忍法帖~』のOPなのも有名。
今後も球場にはさまざまなアニソンが響き渡りそうだ。
(※引用元 ニコニコニュース)