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微動だにしない…これが一流か?誠也が発するワールドクラスの威圧感

2020年2月17日

微動だにしない…これが一流か?誠也が発するワールドクラスの威圧感

◇龍の背に乗って<キャンプ編>

ビシエドは4番で先発したが、1打席で退いた。広島の鈴木誠は4回に代打で登場。2人ともすぐに代走が送られたのは、グラウンドコンディションが悪かったからだ。強風、寒さ、雨。強行し、大敗した。収穫はけが人が出なかったことだ。

23安打、5本塁打のうち、18安打、4本塁打はドラフト4位・郡司(慶大)がマスクをかぶっているときに浴びた。山本、阿知羅、梅津(1イニング)で計6イニング。「勉強になった一日」と口にしたのは本音だろう。打たれたことが教訓となり、ミスしたことが肥やしとなる。少なくともこの日の郡司は2つの貴重な経験を積んだと僕は思っている。

「インコースに2球、ボール球を投げたんですが、顔も体も微動だにしませんでした。打席での雰囲気もそうですが、これが一流なんだと思わせられました」

先発の山本とは事前に打ち合わせた通り、内角高めへのストレートをテーマとして配球した。結果的にはそれが強風に押され、西川と安部に本塁打を打たれるのだが、郡司が振り返ったのは鈴木誠との対戦だ。避けるでもなく、ムッとするわけでもない。平然と見逃し、3球目を振られた。

フェンスのラバー部分に当たり、芝生席に落ちるエンタイトル二塁打。そこまで飛んだのは風のせいだが、追った左翼の武田が「あんなに高く上がる打球、見たことがない。ドームでも(天井に)当たってたんじゃないですか」と目を丸くした。こちらが攻めているのに気おされる。ワールドクラスの打者が発する威圧感を、郡司は体感した。

同じ4回にはこんなシーンもあった。2死二塁から右翼前へ打球が落ちた。捕った井領が本塁へ投げた球が、打者が離したバットに当たった。本塁はセーフ、打者も二塁へ。もちろん、責任は捕手にある。送球より前に取り除けばよかった。

「はい。正直、頭が回ってなかったです」。打たれ続けるとこうなる。しかし、次の日も試合が待っている。それがプロ。頑張れ、ルーキー捕手!(渋谷真)

(※引用元 中日スポーツ)

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