31歳で迎えるシーズン!生きる道はオープナー!?
2010年ドラフト2位左腕。期待されながらもなかなか結果が出せずにいたが、プロ9年目、30歳にしてようやく花咲いた。昨季の43試合登板、12ホールドは立派な成績だが、広島はフランスア、菊池保則、中﨑翔太、一岡竜司、今村猛と実績のあるリリーフ陣が揃っている。
べテランの領域に入った中村恭平が生き残る道のひとつとして「オープナー」も選択肢のひとつになるだろう。左の速球派で、三振も奪える(昨季は44回1/3を投げて58奪三振)スタイルは、まさにオープナー向き。2016年までは主に先発として起用されており、まっさらなマウンドにも慣れ親しんでいる。
もちろん、昨季の流れを汲んでセットアッパー、クローザーに挑戦する道もあるが、「競争率」を考えるとオンリーワンを狙えるオープナー起用は今後のキャリアを考えても魅力的ではないだろうか。佐々岡真司新監督がどのような投手起用をするかにもよるが、新監督だけに「最新トレンド」を取り入れた采配にも期待したい。
オープナーって何?
本来リリーフで起用される投手が先発登板し、1~2イニング程度投球したのちに先発投手がロングリリーフする継投法。
MLBのタンパベイ・レイズが本格的に採用し、昨季は他球団にも広まった。日本でも日本ハムなどが積極的に活用し始めており、「ショートスターター」の名でも知られる。オープナーで起用される投手は「クローザーレベル」の能力が必要とされ、短いイニングをしっかりと抑えることができないと効果は半減する。
(※引用元 ラブすぽ)