中日・福谷浩司投手が29日、自身のツイッターを更新。自身初の開幕投手を務めた26日の広島での出来事を振り返った。福谷はツイッターで「Twitterだと文字数制限があるのでnoteに書きました お世話になったカープファンの方に届くと嬉しいです」とつづり、長文投稿が可能なnoteに書き込んだ。
福谷はまず「3月26日、カープ戦で自身初の開幕投手をさせてもらいました。個人の結果には満足していませんが、特別な試合でベストを尽くせたこと、そして何よりチームが勝てたことがとても嬉しかったです」と回顧。さらに「『こんな機会はめったにない』と母と祖母がわざわざ駆けつけてくれました。試合翌日、母から『ある話』を聞いて胸がいっぱいになりました。それが『心優しいカープファンの方との出会い』です」と報告し、その続きをこうつづっている。
「26日の試合が終わって宿泊先のホテルに帰っていた母と祖母。大混雑のなか『本当にこの道でホテルに帰れるのかな?』と不安になったそうです。そのとき母が勇気を出して声をかけたのが、2人のカープファンの女性でした。ホテルまでの道を聞いてみたところ『いっしょに行ってあげますよ!』とわざわざ時間をかけて親切に道案内をしてくださいました。
試合後で疲れているのに嫌な顔1つせず、とても明るい表情で話してくれたそうです。(ちなみにその時聞いたオススメ土産を母はちゃんと買ったみたい)見知らぬ土地で母と祖母が抱いていた不安を和らげるどころか、祖母に『最高の旅だったよ!』と思ってもらえるくらい温かい対応をしてくださったカープファンのお2人には感謝してもしきれません。
母から話を聞いて僕も『広島で投げれて良かった』と心から思いましたし、広島という場所がより好きになりました。本当なら直接お礼を言いたいところですけど、今はそれがかなわないのでこういう形で失礼します。26日の夜、母と祖母に優しい対応してくださったカープファンの方、本当にありがとうございました!」
ちなみに初の開幕投手という名誉をつかんだ福谷だが、投球内容は5イニングを投げ4失点。本来の出来とは言い難い投球内容だったが、そんな結果を含め、忘れることができない‘’広島の一日‘’となったようだ。
(※引用元 中日スポーツ)