カープに鯉

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前半戦は酷かったけれど…後半戦は『カープのターン』になる理由とは

2021年8月14日

前半戦は酷かったけれど…後半戦は『カープのターン』になる理由とは

待望のペナントレースが再開した。オールスターを除いて考えると、前半戦終了の7月14日から後半戦開始の昨日まで、およそ1ヶ月の空白。当初は「そんなに野球から離れなきゃいけないの?」と不安になったし「なにを楽しみに生きたらいいんだ!」と憤るほどだった。ただ、実際には意外と大丈夫だった。

まず、オリンピック。結果的に金メダルを取ることになる侍ジャパンの戦いは、野球不足を補ってあまりあるものだった。そして連日開催された各チームによるエキシビションマッチ。これもまた、カープの試合があるという点においては充分な代替え策となった。結果的に、私たちはこの1ヶ月の間、なんだかんだ野球と触れ合い続けることができたのだ。

そんな中で再開したペナントレース、すなわち後半戦だが、ズバリ、私は「カープのターン」になると思っている。いや、回りくどい表現はやめよう。巻き返しというか、グングン上昇してAクラスに食い込んでクライマックスシリーズに進出、勝ち抜け、日本シリーズ進出、日本一。ズバリ、ここまで期待しちゃっているのである。早速、その考えに至るまでの経緯を書こう。

後半戦が「カープのターン」になると思うようになった理由

皆さんご存知のとおり、前半戦のカープは酷かった。現在は5位だけど、最下位に甘んじることしばしば。とにかく勝ちきれない。あと1本、あと1点が遠い。采配においても「は?」が多発。私は47歳だが、正直、ここまでストレスを感じてカープを見た記憶が過去にないというほど悲惨なものだった。

しかし。そんな中でも、私はある「光明」を見出していた。それはズバリ、若手の台頭である。會澤、堂林、広輔、クロン。彼らがしっかり試合に出て期待どおりの活躍をしていればお呼びがかかることのなかった若鯉が試合に出る。それはもちろん前述した4名、それ以外にも龍馬や野間や安部、いわゆるベテランから中軸の選手がケガや打撃不振(残念ながら主にこちら)に陥っていたからに他ならないのだが、図らずも前半戦のカープは「スタメンに名を飾るには少し早い若鯉」を使わざるをえなくなり、結果として彼らに「経験」という財産を与えた。これが非常に大きかったと思う。たとえチームが弱くても、勝てなくても、若手にとって一軍の試合に出るというのは本当に重要なことなのだから。

実際、苦しい戦いを強いられるカープを見ながら、私には「若手を育てながら試合をしている」ように見えた。厳密には「苦しい台所事情だから若手を使うしかない」というのが正しい表現。ただ、理由はなんであれ彼らの経験値は上がっている。そこに未来を感じていたのだ。今年は諦めるとしても、この若手たちが育ったカープは強くなる。坂倉、奨成、小園、林を筆頭とした若手の台頭。今シーズンはともかく、未来のカープは明るいぞ。そんな思いを抱いて過ごした前半戦だった。

ところが。前半戦が終了し、そこから始まったエキシビションマッチ。それを見るに従って、その考え(=未来のカープは明るい)がグングン前倒しになり「今シーズン中の浮上」。未来どころか目の前にある後半戦が「カープのターン」になるという考え方に変わっていったのだ。

過去に例を見ないこのエキシビションマッチ。なんというか、シーズン中にオープン戦が行われているような、不思議な感覚で当初は戸惑った。しかしこちらは約1ヶ月に渡るペナントレースの中断で「カープ不足」になっているのですんなり見る。むしろ積極的に見る。そして勝ったり負けたりするのだが、その勝敗や個人成績はシーズンに反映されるものではない。私にとってはこれが大きかった。率直に言うと、私はエキシビションマッチでの勝敗がまったく気にならなかったのだ。それはおそらく、前半戦のように勝ちきれない、あと1点が取れない、連勝ができない、そういった「観戦ストレス」から解放されたかったからだと思う。

「弱かった」からこそ、この期間を有効活用できた

そして後半戦が「カープのターン」になると思うようになった最大の理由。それは佐々岡監督だ。過去のカープを見てもここまで苦しんだ記憶がないというほどの前半戦、佐々岡監督の采配はことあるごとに酷評された。当然それは監督自身の耳にも届いているはずだ。そんな中で始まったエキシビションマッチ。私が「後半戦が始まる前の休憩」という感覚でのんびり見ていたように、佐々岡監督にとっても、原点に立ち返って自身の采配を考える、公式戦の順位に影響がない中で改めて采配を振るう。いい部分、悪い部分を精査する。すべてを見つめ直す期間になったのではないかと思うのだ。

開幕前に行われるオープン戦は、選手の状態が万全ではなかったり、まだ仕上がってなかったりする部分が多いので、ある種の手探り感がある。しかし今回のエキシビションマッチは、前半戦をフルに戦い、選手たちも完全に仕上がった状態で行われたもの。つまりオープン戦とはまったく条件が異なる。選手が仕上がって正真正銘のシーズンモード、いわば「全開」とも言える中で、不振にあえぐチームを一旦リセットし、後半戦に向け、反省点などを踏まえて戦うことができたというのは、チームにとってプラスでしかない。自分はそう思うのだ。

たとえばこれが首位のチーム、あるいは上位に食い込んでいるチームなら話は変わってくる。むしろエキシビションマッチによって勢いが止まる、せっかくいい状態なのに、長期間ペナントレースが止まって仕切り直しをするはめになる。そういう意味で考えると、おそらくマイナスの要素の方が多いのではないだろうか。

そう。カープは「弱かった」からこそ、この期間を有効活用できたのだ。そしてそれは監督だけではなく、選手も同じだったはず。後半戦が始まる前に様々なことを試せたはずだ。そこに誠也、菊池、森下、栗林。オリンピックの舞台で貴重な経験をし、金メダルという大きなお土産を持って帰ってきた選手が合流し、待望の後半戦が始まる。これをカープのターンの始まりと言わずして、なんと言うのか。

いま、私は希望に満ち溢れている。2016年、日本シリーズ第6戦、8回表、満塁。そこから飛び出したレアードの勝ち越し満塁ホームラン。現地で観戦していた私は、内野指定席からその弾道を見た。広島の夜空に描かれた放物線はカープファンの希望を打ち砕いた。あの屈辱から足掛け6年。カープのターンがやって来た。行きましょう、クライマックス。勝ち抜いて掴みましょう、日本一。そこのけそこのけカープが通る。カープのターンの始まりだ。

(※引用元 文春オンライン

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