シカゴ・カブスの鈴木誠也は今季、メジャー2シーズン目を迎える。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表メンバーにも選出され、世界一獲得も視野に入れるなど、今オフも慌ただしいなかで開幕を迎えることとなりそうだ。
昨シーズン開幕前は、メジャーのロックアウトが長引いたことでリーグ全体の活動がずれ込み、カブス入団が3月も半ばを過ぎてから発表となった。スプリングキャンプも満足に実施できないまま、メジャーデビューを迎えている。
開幕後は華々しいスタートを切るも、さまざまなメジャーの壁にも直面し、負傷者リスト入りも経験。それでもチーム復帰後はスタメンとして打線の中軸を担い、ルーキーシーズン「完走」を果たした。
そして、昨季はチームも低迷したものの、1年を通して数字以上に関係者からの評価が高かった鈴木に対し、現地専門メディアからは新シーズンへのパフォーマンスにも関心が寄せられているようだ。
カブスの情報を発信する『Cubbies Crib』は現地時間1月24日、2023年シーズンで昨季以上の活躍が見込まれるプレーヤーの特集を組んでおり、その中でカブスの一員となり、2年目となる背番号27に高い期待を寄せている。
記事では「セイヤ・スズキは1年前のオフシーズンにカブスが獲得した最大の新人選手である。5年契約でシカゴにやってきたこの日本人外野手は、メジャーでの初陣となった4月のナショナル・リーグ月間最優秀新人賞を受賞する快進撃を繰り広げた」として昨季開幕後の活躍を評した。
続けて「そこから、我々はいくつかの浮き沈みを見ることとなった」と中盤から夏場以降をそう振り返っており、その上で「2度目のMLBフルシーズンで、彼が大きな一歩を踏み出す可能性は十分にあるだろう。 彼はゲームだけでなく文化にも順応している」と指摘する。
また同メディアは「アクシデントなどが起きない限り、メジャー移籍の際に彼が最大の国際フリーエージェントとなった理由をしっかりと示すことができるはずだ」として、2023年シーズンへのポジティブな展望を綴っている。
メジャー2年目へ向け、さらには「侍ジャパン」の主軸として、世界一獲得という大仕事も任されることとなった鈴木誠也。28歳、選手としてまさに最盛期を迎えようとしているユーティリティプレーヤーは、今季、さらなるブレイクの予感を抱かせている。
【 #カブス 】#鈴木誠也 今季第4号ホームラン🔥
逆方向へ飛距離116メートルの特大打で、現在本塁打数は両リーグ3位となっています👍#日本人選手情報https://t.co/iPvf4D12oM pic.twitter.com/SxSMLeOQo5— MLB Japan (@MLBJapan) April 18, 2022
(※引用元 THE DIGEST)