セ・リーグは7日、今季新設された「月間JERAセ・リーグAWARD」の6、7月度の受賞者に、広島・森下暢仁投手(25)を選出したと発表した。
勝利に最も貢献した選手を公式記録員が独自の視点でノミネート。6球団のレジェンドOBとして佐々木主浩さん、川上憲伸さん、前田智徳さんら6人の合議で毎月、月間大賞を選ぶほか、年間大賞も選出する。6月は交流戦の戦いが多かったため、今回は6、7月の2カ月分で選考した。
森下は6月と7月に計5試合に登板して、3勝1敗。6月28日のDeNA戦(マツダ)では7イニング2失点、プロ初本塁打となる決勝3ランも放ち勝利投手になった。さらに、7月12日の巨人戦(東京ドーム)では完封勝利。
7月22日の中日戦(マツダ)では8イニング3失点、同点の7回に二塁打を放ち自ら勝ち越し点を呼び込んで勝利投手になるなど投打にわたる活躍を評価された。
前田さんは「ここにきて実力通りのピッチングをしている。ホームランも打ってビックリした」と語り、川上さんは「打つ方でも活躍しているし、今年はすごい粘り強いピッチングをしている」と評価した。
他の5球団ではDeNAのトレバー・バウアー投手(32)、阪神・森下翔太外野手(22)、巨人・山崎伊織投手(24)、ヤクルト・川端慎吾内野手(35)、中日・宇佐見真吾捕手(30)がノミネート。
投票では本領を発揮してきたバウアーが2票、7月12日のDeNA戦(甲子園)でバウアーから同点弾、9回にサヨナラ犠飛を放つなど勝負強い活躍を評価された阪神・森下に1票が投じられたが、広島・森下が3票を集めて、6、7月の月間大賞となった。
(※引用元 中日スポーツ)