10月26日に行われたドラフト会議で、広島が常広羽也斗(青山学院大)を1位で指名し、楽天との競合の末に交渉権を獲得した。彼が一体どんな選手なのかを紹介しよう。
【名前】常広羽也斗(つねひろ・はやと)
【生年月日】2001年9月18日(22歳)
【出身地】大分県
【身長/体重】180cm/73kg
【守備位置】投手
【投打】右投右打
【経歴】大分舞鶴高→青山学院大
10月中旬と早い段階で広島が1位指名を公表しながらも、x球団が競合した常広は、今ドラフトを席巻する“東都6人衆”の一人だ。進学校の大分舞鶴高出身という経歴を持ち、スポーツ推薦ではないにもかかわらず、青山学院大では2年春から登板機会を勝ち取った。
岸孝之(楽天)に似ている無駄のない投球フォームから、最速155キロの速球と大きく落ちるフォークを中心に、カーブやチェンジアップ、スライダーなどを投げ込む、佐々木朗希(ロッテ)のようなスタイルが魅力だ。
特にプロのスカウトの評価が高かった理由は、その奪三振能力だ。今年6月に行われた全日本大学選手権決勝では、強力打線を誇る明治大を向こうに回して10奪三振の完封勝利と貫禄の投球を見せた。
また、7月にアメリカで行われた日米大学野球選手権でも、第3戦~第5戦まで3連投して計7.2イニングを投げ、11奪三振。自責点1に抑えるなどメジャーリーガー候補にも実力が通用するところを証明した。果たしてプロの世界でどんなピッチングを見せてくれるか楽しみだ。
(※引用元 THE DIGEST)