広島の矢崎拓也投手(28)が5日、広島市南区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2800万円から倍増となる5600万円(金額は推定)でサインした。
「2年前からしたら8倍くらい。夢がある職業」。プロ野球ならではの大幅昇給を自ら体現するシーズンとなった。自己最多54試合に登板。抑えも務め、4勝2敗、24セーブ、10ホールド、防御率2・81の成績を残した。
不調だった栗林に代わってクローザーを任されたことは「全員ができるポジションではない。結果うんぬんではなく経験がありがたかった。失敗も成功も、そこに行かないと得られない」と「貴重な経験」として自らの財産にしていた。
クローザーの座は再び栗林に譲って今季終了。来季へ向けて「相手が進化してくる。現状維持は衰退と思っている」と投球のレベルを上げることを考えていた。
矢崎は慶応高、慶大をへてドラフト1位で2017年に広島入団。5年目だった昨季、佐々岡真司監督にセットアッパーとして起用されて47試合で2勝0敗、17ホールド、防御率1・82の好成績をあげていた。
(※引用元 中日スポーツ)