東京都内で16日に行われたプロ野球12球団監督会議に出席した広島・新井貴浩監督(46)はリクエストの「速やかな」要求に「幅」を持たせることを要望した。
会議終了後に「リクエストのタイミング」について発言したことを明かした。「『速やかに』ということなんですけど…」。昨季の巨人戦。一塁での接触プレーがあり、数分後に当時の原監督がリクエストして認められたことがあった。
「これ『速やか』じゃないんじゃないですか?と言いに行ったんですけど、アンパイアの方から、自分の判断の中でリクエストを認めました、と言われました」
DeNA戦では逆のこともあった。新井監督は接触プレーがあった選手の状態を見に行った後にリクエスト。その要求は認められなかった。
「接触プレーがあって選手が痛がっていると心配で出ていくじゃないですか。リプレー検証は基本的に速やかじゃないと認められないけど、そういった幅を持たせてくださいと要望しました」
審判側からは「分かりました」との返事を得たという。
また常にセットで投げる投手の中に、走者がいないときは動作を止めずに投げて来るケースがあることにも発言。チーム内から、極端な投手だと「全然止まっていないからいつ投げてくるか分からない」と困惑する声が上がっていたという。
打者としてはタイミングを取るのが難しくなるが、審判側の説明では「ルール」の範囲内という説明だった。
(※引用元 中日スポーツ)