広島・中村奨成が2024年4月8日にファーム降格した。今シーズン(2024年シーズン)は開幕2戦目の3月31日に一軍昇格を果たしていた。
迎えた4月4日のヤクルト戦(マツダ)には「6番・右翼」でスタメン起用されたが、3打数無安打に終わる。代打で起用された6日の中日戦(同)でも捕ゴロと結果を残せず。7日の中日戦(同)は代走で出場して翌日に登録抹消となった。
打力を生かして外野手登録に 「背番号96」で再スタート
ドラフト1位で入団し、将来の正捕手として期待されたのが7年前。
月日は流れ、背水の陣を迎えている。
今シーズンは打力を生かして外野手登録となり、「背番号22」をドラフト2位の高太一に譲り、「背番号96」で再スタートを切ることとなった。
ファームでは好成績を残すが、1軍になかなか定着できない。
目下、昨シーズン(2023年シーズン)オフに西川龍馬がオリックスへFA移籍し、和製大砲の末包昇大が「左膝内側半月板損傷」で戦線離脱中だ。
2024年は春先から外野のレギュラーをつかむチャンスだったが、道は険しい。
若手成長株が台頭 「ファームで爆発的に打たないと…」
「打力でアピールしたいところだが、際立った違いを見せられていない。若手成長株の田村俊介、俊足と攻守が武器の久保修と外野陣は若手が台頭してきている。24歳という年齢を考えると、我慢してチャンスを与えられる時期はすぎている。ファームで爆発的に打たないと、1軍からお呼びの声が掛からないでしょう。奮起を期待したいですね」(スポーツ紙記者)
今シーズンから加入したレイノルズ、シャイナーと両助っ人外国人が、故障で開幕早々に戦列を離れた。
そうした影響もあってか、5日からの中日戦は14年ぶりの同一カード3試合連続完封負け。貧打が懸念される中で、強打者が1人でも多く台頭してほしいのが首脳陣の願いだろう。中村奨成は再びはい上がってくるか。(中町顕吾)
(※引用元 J-CAST)