カープに鯉

広島カープへの想いを届ける記事を掲載♪「カープ関連」のLINEスタンプも紹介してますヾ(*≧∀≦)ノ゙

菊池涼介、勝つための手段としての芸術的な守備/守備職人のプライド

2019年5月9日

菊池涼介、勝つための手段としての芸術的な守備/守備職人のプライド

菊池涼介の芸術的な守備は今年も健在だ。変幻自在の動きで、何度も投手陣を救っている。3月29日の巨人との開幕戦(マツダ広島)で失策を記録し、4月10日のヤクルト戦(同)では2失策。

「究極の目標は失策ゼロ」という理想は早くも崩れたが、それでも変わらぬモチベーションでグラウンドに立つ。どんな場面でも全力を尽くす菊池涼ならではのスタイルだ。

菊池涼のプレースタイルを支えるのは、自らの経験によって体得した「基本」である。送球までのスピードが要求される難しいプレーでは、常識では考えられない動きとタイミングでボールを投げるが、簡単な打球はしっかり足を使って捕球し、丁寧に送球する。

1月の静岡自主トレで守備練習を公開したが、難しい打球を処理する派手なプレーではなく、正面の簡単なボールばかり繰り返し処理していた。

菊池涼はキャンプイン前に、こう話していた。「1試合1試合、143試合で143回、何でもいいんで、一つでもチームに貢献したい」。

それは、送りバントであるのかもしれないし、自らを犠牲にして走者を進める進塁打だったり、1つ前の塁を積極的に狙う走塁ということなのだろう。そして、守備で投手陣をもり立てるということでもある。

菊池涼がファインプレーを見せたとしても、それはあくまでチームが勝つための手段である。個人の技量を見せつけるためでは、決してない。それが、守備の達人のこだわりだ。(写真=BBM)

(※引用元 週刊ベースボール

関連記事

昨年末、現役を引退した『江草』氏が心がけたベテランとしての役割

昨年末、現役を引退した『江草』氏が心がけたベテランとしての役割

昨年末、2017年限りで現役を引退した元広島の江草仁貴氏にインタビューをする機会があった。現役時代には後輩をよく食事に連れていくなど、面倒見の良いことで知られていた江草氏。年下の選手とともに時間を過ご …

中日戦、終盤で誤審?「わざと当たってる」…高橋への死球判定が物議

中日戦、終盤で誤審?「わざと当たってる」…高橋への死球判定が物議

8日に行われ、広島が「0-2」で敗れた中日戦。球審・長井功一審判の判定がネット上で物議を醸している。問題となっているのは、「0-1」と広島1点ビハインドで迎えた8回裏2死満塁でのこと。 広島2番手・松 …

内部崩壊…広島カープ不振の『理由』は、緒方監督VS佐々岡コーチ?

内部崩壊…広島カープ不振の『理由』は、緒方監督VS佐々岡コーチ?

開幕早々、プロ野球各球団からキナ臭い話が聞こえてきている。目下は水面下でひっそりとくすぶっているが、いつかペナントを左右する火種へと発展する「爆弾」を持ち寄って、事情通たちが緊急集結。まずは4連覇を目 …