カープに鯉

広島カープへの想いを届ける記事を掲載♪「カープ関連」のLINEスタンプも紹介してますヾ(*≧∀≦)ノ゙

日本一のスコアラーでも『トドメ』をさせない広島カープのしぶとさ!

2019年7月19日

日本一のスコアラーでも『トドメ』をさせない広島カープのしぶとさ!

それでも、緒方カープはしぶといと見るべきではないだろうか。セ・リーグは原巨人の独走態勢となりつつある。だが、巨人の球団ごとの対戦成績を見てみると、広島にだけは負け越している。巨人が83試合を消化した時点での対広島戦の成績は、4勝6敗1分け。もっとも、広島からみれば、首位巨人とのゲーム差は「12」。4連覇は非常に厳しくなってきた。

「18-19年オフ、巨人はとにかく優勝することだけを考え、ポジションの重複も覚悟で戦力補強を続けていました。それと同時に取り組んできたのが、『対広島戦の対戦成績をどう改善させるか』でした」(球界関係者)

広島から見た対巨人戦の過去5年間の成績は以下の通り。

2018年 17勝7敗1分け
2017年 18勝7敗
2016年 13勝12敗
2015年 15勝10敗
2014年 10勝13敗1分け

巨人から見れば、対広島の勝ち越しはリーグ優勝を果たした14年までさかのぼる。「広島戦での負け越しと同時に優勝できなくなった」とも取れるので、原監督を始め、チーム関係者が戦力補強に躍起になったのも当然だろう。

「12球団が『日本一』と認めるスコアラーを、“広島担当”に配置換えし、今季に臨みました。その配置換えを決めたのは原監督です」(前出・同)

日本一のスコアラーとは、15年のプレミア12、第4回WBCで侍ジャパンを支えた志田宗大氏だ。青山学院大学からヤクルトスワローズ(当時)に入団した元プロ選手だ。プロ野球選手としては9年、通算320試合にしか出ていないが、現役引退後もヤクルトに残り、スコアラーの道に進んだ。

「青学大の先輩である小久保裕紀代表監督(当時)が志田氏に侍ジャパンのスコアラーを要請しました」(ベテラン記者)

外国の代表チームのデータをまとめるのは並大抵ではない。だが、データ収集の的確さ、そのデータをもとに解析する攻略法に、侍ジャパンのメンバーは圧倒されたという。

おそらく、先輩・小久保は志田氏にデータ解析に関する高いスペックがあることを知っていたのだろう。

「まとめ上げたデータをもとに攻略法まで提示してくれるスコアラーです。相手バッターの苦手、対戦投手のクセ、キャッチャーの配球の傾向まで分析してくれるんですが、その指示する言葉がシンプルで分かりやすい」(前出・関係者)

17-18年オフ、巨人にスコアラーとして招かれた。岡本和真の覚醒は「志田スコアラーのおかげ」なる言葉も聞かれた。原監督はその志田スコアラーを“広島専属”とし、攻略に努めている。

「広島バッテリーの配球を的中させたこともあります。一方で、今季、岡本がやや成績を落としているのは、志田スコアラーがベンチから外れたからだとも指摘されています」(前出・ベテラン記者)

巨人は頼もしい味方を得たようである。しかし、同時に言えるのは、それでも広島はまだ巨人に勝ち越していること。各球団はデータ分析のため、メジャーリーグに倣って映像解析機やアナリストを加えているが、広島はさほど熱心ではない。本当に必要なら導入するという発想だ。

マツダスタジアムでの両チームの対戦成績は、巨人の2勝3敗1分け。地方球場では1勝1敗。東京ドームでも1勝2敗と負け越している。7月19日、マツダスタジアムで広島対巨人3連戦が始まる。ここで志田スコアラーの分析が冴え渡って「巨人の3連勝」となれば、広島は本当にジ・エンドだ。ただ、連敗するようなことになったら、「データでは計り知れないしぶとさが、広島にはある」と警戒するのではないだろうか。(飯山満)

(※引用元 リアルライブ

関連記事

北別府学さんは、キャッチボール投法だった!【川口和久コラム】

北別府学さんは、キャッチボール投法だった!【川口和久コラム】

針の穴を通すコントロール 俺がカープに入ったのは1981年だけど、当時の若手の筆頭格と言えば、投手が北別府学さん、野手が高橋慶彦さん。2人とも、まだ三篠寮にいて、2人だけが1人部屋で、ほかは2人部屋だ …

堂林翔太も余剰戦力に…活発化するトレード、次の『狙い目』を探る!

堂林翔太も余剰戦力に…活発化するトレード、次の『狙い目』を探る!

ロッテはリリーフ陣と捕手陣の強化、DeNAは先発投手の整備、中日とソフトバンクは得点力不足の打線へのテコ入れというトレードの狙いがよく分かるものだ。セ・リーグは上位3球団、パ・リーグは上位5球団までの …

チンピラ・誠也に追従して、野間もメンチ切り…お馴染み仲良しコンビ

チンピラ・誠也に追従して、野間もメンチ切り…お馴染み仲良しコンビ

広島東洋カープの「仲良しコンビ」といえば、鈴木誠也選手と野間峻祥選手を思い浮かべるファンも多いだろう。公私共に親しいことでも有名だ。 カープのキャンプの様子を投稿する公式インスラグラムアカウントにて、 …