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川口お勧めの2020年版カープ最強打線はこれだ?/川口和久コラム

2019年9月24日

川口お勧めの2020年版カープ最強打線はこれだ?/川口和久コラム

長野は七番が最強

セ・リーグは巨人優勝。カープは4連覇に届かなかった。

カープが優勝から遠ざかっていた時代、いまくらいの時期に広島の飲み屋に行くと、よくこんな会話があったのを思い出した。「俺が監督だったら来年は、こういう打順で行く。まず一番はな……」これが結構、盛り上がっていた。

今回は俺の2020年版カープ展望を書いておこうか。皆さんもお酒でも飲みながら、軽い気持ちで読んでください(未成年はアルコールはダメだよ!)。

課題はやはり投手陣だろう。先発も足りなかったし、リリーフでは抑え。今年はフランスアを抑えにしたが、彼はタイプ的には回またぎもありの中継ぎじゃないかな。

カープは国内移籍で大物を獲ってくるチームじゃないから、チーム内か新外国人になるのだろうが、再び中崎翔太も厳しいし、安易に外国人投手を獲ってくるのもどうかな。

俺は若い日本人投手からクローザーをつくってほしいと思う。昔の津田恒実、大野豊さん、佐々岡真司、今回引退する永川勝浩……カープの抑えは、そうやってプロ入り後につくってきたし(江夏豊さんは別格)、日本人投手が合っている気がする。

もちろん、求められる資質はたくさんあるよ。150キロ台の真っすぐと、フォークなどの空振りが取れる変化球は絶対条件。あとは度胸かな。ただ、津田じゃないけど、多少気弱でも開き直れる性格があれば大丈夫かもしれない。

先発の数も足りないし、今年のカープのドラフト上位は高卒じゃなく、即戦力投手狙いになりそうな気がする。カープは九州に強いから大分商高出身の明大の森下暢仁、社会人では地元広島のJFE西日本の河野竜生あたりをターゲットにしてるんじゃないかな(と勝手に思っている)。

これは今年に限らないけど、3位以降は全員高校出の投手でいいと思う。高校時代は運動能力が高い選手が投手をすることが多い。広島なら高橋慶彦さん、ほかなら西武の松井稼頭央もそうだったけど、投手出身者が野手になって大成することも多いし、広島には、そういう選手を育成するノウハウが伝統的にあるからね。

打線はバティスタのドーピングでの途中離脱は痛かったが、丸佳浩が抜けた中で、それなりに頑張ったんじゃないかな。数もある程度そろっていると思う。あとはどう使うか。打順を挙げていこう。

一番は、やっぱりショート・小園海斗。1年目で自信もつけたと思うし、あの身体能力は魅力だね。来季は開幕からスタメンで行ってほしい。ショートは経験が必要なポジションだしね。二番は菊池涼介でもいいけど、来季はチャレンジャーの立場でもあるし、思い切って鈴木誠也がいいんじゃないかな。

もちろん、犠打なんか必要ない。打率もそうだけど、出塁率もリーグトップの.454の選手だしね。小園が塁に出たら、「2球やるから走りたければ走れ! 走れなかったら俺がバットでホームにかえしてやるから動くな!」くらいでね。巨人・坂本勇人を超える「最強二番」としてトリプル3も狙ってほしいな。

三番は、覚醒した天才打者・西川龍馬で、四番は會澤翼がいいと思う。得点圏打率がリーグ2位の.348だからね。捕手のフル出場が難しければ、スタメンを外れた試合は誠也でもいいだろう。

五番は一塁で松山竜平、六番はサードを守らせてメヒアかな。

そして七番は長野久義だ。長野は今年四番も打ったが、この男は七番くらいのほうが絶対いい仕事をする。緒方監督、だまされたと思って固定してみてよ。

八番には投手を置いて、九番に菊池涼介。隠れ一番だね。彼はなんでもできるし、意外性の一発もある。ポスティングでメジャーの可能性もあるが、そうなったら田中広輔にセカンドにチャレンジしてもらい、九番でいいんじゃないかな。広輔、小園コンビも魅力的だしね。

(※引用元 週刊ベースボール

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