カープに鯉

広島カープへの想いを届ける記事を掲載♪「カープ関連」のLINEスタンプも紹介してますヾ(*≧∀≦)ノ゙

カープ新監督、有力視される「大物OB」/歴代監督の共通点から占う

2019年10月2日

カープ新監督、有力視される「大物OB」/歴代監督の共通点から占う

広島の緒方孝市監督監督(50)が2019年10月1日、マツダスタジアムで会見し、今季限りでの退団を発表した。

今季は球団初のリーグ4連覇を目指してスタートを切ったものの、開幕から5カード連続の負け越しでつまずきスタートダッシュに失敗。レギュラーシーズン最終戦までAクラス残留をかけての戦いが続いたが、チームは2015年以来の4位でシーズンを終えた。緒方監督はこの責任を取る形でユニフォームを脱ぐことになった。

過去、指導者経験なしの監督はミスター赤ヘルのみ

緒方監督の退任に伴い、チームの再建が急務となったフロント。来季に向けての第一歩となるのが新監督の選定だ。鯉党からは前監督の野村謙二郎氏(53)の復帰待望論が根強く、リーグ3連覇の土台を作った実績は評価が高い。理路整然とした野球論にも定評があり、「実績」、「知名度」、「期待度」は他の監督候補らの上を行く。

「知名度」でいえば、広島、ヤンキースなどで活躍した黒田博樹氏(44)も群を抜く。MLBで複数球団からオファーがあったものの、それを蹴って2014年に古巣・広島に復帰。黒田の「男気」は多くの野球ファンから称賛された。また、現役時代「孤高の天才」と称された前田智徳氏(48)のカリスマ性、昨年引退した新井貴浩氏(42)のリーダーシップは高く評価されている。

ただ、黒田氏ら3人に共通しているのが指導者の経験がないこと。前田氏は2013年に一軍の打撃コーチ補佐と選手を兼任していたが、指導者としての実績はほとんどない。黒田氏、新井氏もまた、引退後はスポーツ紙の評論家や野球解説を務めるなど、ともに現在は現場から離れている。広島の歴史を紐解くと、指導者の経験がなく、いきなり監督になったのは事実上、ミスター赤ヘル・山本浩二氏(72)だけである。

内部昇格か、それともあの…

また、約70年を誇る球団の歴史の中で、2度にわたって監督を務めたのはわずかに2人だけ。広島の2代目監督・白石勝巳氏(1954年~60年、1963年~64年)と前述の山本氏(1989年~93年、2001年~05年)がその2人である。山本氏が監督復帰するまでに7年間を要しており、その間、2人の監督が指揮を執っている。この前例を踏まえると、前任者の野村氏の復帰の可能性は決して高いとはいえないだろう。

過去の監督就任の「条件」を参照すると、広島の監督に求められるのは、指導者としての実績と、現役時代に広島のユニフォームに袖を通した者。そして、これまで一度も広島の監督になったことがない人物が候補に挙がる。過去には、緒方監督をはじめとし、内部昇格した監督も多く、いまだ監督経験のない高信二ヘッドコーチ(52)や佐々岡真司投手コーチ(52)も候補となるだろう。

そして、この「条件」に当てはまる人物がもうひとりいる。阪神の前監督で球団OBの金本知憲氏(51)だ。指導者としての実績、広島では11年にわたってチームの柱として牽引し、「知名度」は全国区。ただ、2002年に球団としこりを残したままフリーエージェント(FA)で阪神に移籍した経緯もあり、監督してのカムバックの可能性は…。いずれにせよ10月17日にはドラフト会議が迫っており、チームの再編は急務となる。

(※引用元 J-CAST

関連記事

田中広輔、會澤翼に代わり『選手会長』就任で決意新た/増した責任感

田中広輔、會澤翼に代わり『選手会長』就任で決意新た/増した責任感

2018年から選手会長を2年間務めた會澤翼に代わり、田中広輔が新選手会長に就任。11月25日、広島市内のホテルで選手会納会が行われ、乾杯のあいさつで就任の決意表明を行った。 「来季より選手会長を務めさ …

大野豊氏が手腕を分析!佐々岡監督は強いカープを再び取り戻せるか?

大野豊氏が手腕を分析!佐々岡監督は強いカープを再び取り戻せるか?

リーグ3連覇から今季は4位でクライマックスシリーズ出場も逃した広島。シーズン後には、5年間指揮を執った緒方孝市監督が辞任し、佐々岡真司新監督が就任した。現役時代の佐々岡新監督は、1年目から13勝をマー …

ボールボーイの仕事…「あの時はショックすぎて動けなくなりました」

ボールボーイの仕事…「あの時はショックすぎて動けなくなりました」

野球好きならば誰もが一度はやってみたい仕事。それはやはり、ボールボーイではないだろうか。 選手の息遣いを間近で感じ、ゲームに参加するかの如くボールをキャッチする。あの菊池涼介のファールボールを、鈴木誠 …