広島の鈴木誠也外野手(27)が、今オフにポスティング・システム(入札制度)を利用してメジャー移籍するか注目される中、米スポーツサイトのジ・アスレチックは8日、「『信じられない才能』の鈴木誠也、ジャイアンツ打線にとって理想的なフィットか」の見出しで特集した。
2016~18年に広島で同僚、現在はジャイアンツでプレーする逆輸入右腕ジャクソンも、鈴木を激賞した。「あいつを見るべきだ。自分が知っている若いころでさえ、信じられない才能だった。今ほど成熟していなかったし粗削りだったが、それでも才能は見て取れた。強肩、スピード、パワー、スイング。選球眼も尻上がりだった」
さらに、この右腕は「あいつはここに来るべきだ。素晴らしいアスリートで、かつ素晴らしい人間。面白いヤツなんだ。こっちでも十分にやっていける性格。特別だよ。分析に長けたこっちのコーチの指南を受ければ、いいどころか、すごくいい選手になるはずだ」と熱烈なラブコールを送った。
同サイトは、チーム事情も獲得を後押しすると指摘した。文字通り攻守の要だったポージー捕手が5日、現役引退を表明。さらに、鈴木と同じ右打ちで外野をこなす主軸ブライアントもFA流出が濃厚とされる。
また、チームには植松泰良ブルペン捕手が在籍し、「通訳以外で日本語が母語の球団スタッフがいることも強みだ」と強調。さらに「もしジャイアンツに入団すれば、2002年の新庄剛志―現在も忙しく動き回り、最近は日本ハムの監督になった―以来となる日本出身のレギュラー外野手となる」と期待した。
(※引用元 中日スポーツ)