カープに鯉

広島カープへの想いを届ける記事を掲載♪「カープ関連」のLINEスタンプも紹介してますヾ(*≧∀≦)ノ゙

「ちょっと見えてこない」新井・広島の船出を球界OBが心配する理由

2023年2月21日

「ちょっと見えてこない」新井・広島の船出を球界OBが心配する理由

プロ野球の春季キャンプもまもなく後半戦に入り、現在は多くの球団が紅白戦や練習試合など実戦で選手のパフォーマンスを高め、シーズンへの見極めも行なっている。さらに今月24日からはオープン戦もスタートし、いよいよ今季の開幕を見据えチーム作りも最終段階へと入っていく。

昨季までの特長をさらに伸ばし、ウィークポイントを改善するなど、新シーズンへの土台を強固なものにしていくこの春季キャンプ。戦力向上へ向け各チームとも、特色を表しながら折り返しを迎えようとしているが、今季より新監督を迎え巻き返しを狙うある球団の現状に対し、複雑な思いを抱く球界OBの声が聞こえてきている。

「広島はイメージしていたキャンプと全然違った」

そう語るのは現役時代、大洋(現DeNAベイスターズ)で長く主力として活躍した高木豊氏だ。2月19日に自身のYouTubeチャンネル『TAKAGI YUTAKA BASEBALL CHANNEL』を更新、12球団のキャンプ前半を振り返っている中で、広島のここまでの練習内容などへの印象を述べている。

高木氏は、セ・リーグ球団について「巨人はよくバットを振ってるわ」「阪神は緻密に計算してやっているな」「選手が勝手に競争しているのがヤクルト」とそれぞれに前向きな言葉を述べるも、広島の話題に移ると一転して表情を歪めた。

高木氏は「監督が変わって、俺の期待してたのはもっとガツガツ、ガンガンやるのかなと思っていた」とハードな練習が行われるキャンプを予想していたとコメント。

さらに「広島と言えば12球団一、バットを振っているとか長い練習を行なうイメージがあるんだけど、そういう熱さが伝わってこない」と続け、他球団のキャンプ風景と比較し「特徴が無いんだよね」と強調した。

また、新井監督についても「新井は叩き上げで、2000本(安打)も打って、熱さがある男かなと思っていた」と自身が抱いていた新指揮官の人間像を説明しながら、より厳しい指導を想像していたとして「イメージが合わない」「もうちょっと厳しくやっていいから」と苦笑いを浮かべていた。

広島は昨季まで4シーズン連続でBクラスに沈んでいる。それ以前はリーグ3連覇を果たしていただけに、新体制となった今季、再浮上への期待も寄せられている。高木氏は「和気あいあいに見える部分もある。これが、どううまくいくか。それとも違う方向に行っちゃうか」と最後まで言葉を濁していた。

ここからはオープン戦を戦い、そしてシーズンの開幕も迫っている。指導者としての公式戦デビューが近づく新井新監督の手腕、そして表情にも注目していきたい。

(※引用元 CoCoKARA

関連記事

イチローを語る15、西川龍馬(カープ)「究極はそこじゃないかと」

イチローを語る15、西川龍馬(カープ)「究極はそこじゃないかと」

グラブはイチローさんモデルでした マリナーズの一員として来日を果たしたイチロー。週刊ベースボール3月25日号では、『イチローを語る』という企画を組んだ。 今回からしばらく、その言葉を一人ずつ紹介してい …

チーム崩壊のピンチを免れたカープ、會澤翼の『残留』がもたらす意義

チーム崩壊のピンチを免れたカープ、會澤翼の『残留』がもたらす意義

争奪戦が予想された広島・會澤翼のFA去就だったが、意外にも早く”残留”という形で決着した。広島の精神的支柱である會澤の下した結論に、球団やファンだけでなく、チームメイトも安堵し …

矢野が『師匠』菊池から学んだこと「このレベルの選手でも不安に…」

矢野が『師匠』菊池から学んだこと「このレベルの選手でも不安に…」

強肩・堅守のパンチパーマ。そこに新たなトレードマーク「髭」が加わった。3年目を迎える広島・矢野雅哉だ。DeNAの四番・牧秀悟、防御率リーグ2位の阪神・村上頌樹らと同じ東都大学リーグ出身で同学年の24歳 …